gentle avenger の冒険

キュウレンジャーの感想を心の話を軸に書いてます!セイ!ザ!チェンジ!!!!

キュウレンジャー感想 -全てのお父さんとお母さんは、第4話「夢みるアンドロイド」を見てくれ!-

おさらい

さあ、リンク先の動画を見てくれ…と言いたい所だが、キュウレンジャーは見逃し配信がないんだよォォォ!!
「よっしゃラッキー!見逃し配信あるぜー!」って言わせてください!テレビ朝日さん!

 

 あらすじはこちら。

www.tv-asahi.co.jp

 

「夢みるアンドロイド」は何がすごいのか?

 今回、ラプターに一番心を砕いていたのはスパーダだったと思うんですよ。

  • 桃を買ってくるように言われてラプターが落ち込んでいるのに気づく
  • ラプターがユメパックンに襲われそうになっているのに気づいて守る
  • 戦闘能力のないラプターが壊れないように心配してオリオン号へ帰るよう伝える
  • ラプターが夢を叶えようと無茶して壊れないようにラッキーに説教

ラプターの事を誰より心配しているし、ラプターを守るため骨惜しみもしていない。気配りがとっても細やか。今までの創作物なら”正解”として扱われてもおかしくない言動です。親の子どもに対する言動として考えると、スパーダはとてもいい親っぽい。

しかし、そんな一見”正解”くさいスパーダの言動をラッキーは「スパーダ!お前の言ってることは夢を奪ってるこいつらと同じだー!」と言っちゃう!ラッキーすごいラッキーマジすごい!
それ言う前なんか、ラッキー敵地のど真ん中にラプター連れてきといて放置してますからね。第1話ではガルの魂たぎらせといてガルがオオカミボイジャーで参戦したら「えっ、誰?」って言い放つし、ラッキーの気配りの雑さ(というか気配りのなさ)はスパーダと対照的です。ラッキーが子を持つ親だったらちょっとヒソヒソされちゃうタイプの親かもしれない。

でも、ラプターは、仲間が心配をして先回りして傷つかないよう、失敗しないようフォローしてあげないとダメな存在ではないのです。一人の独立した人間なのです。仲間に夢があるのなら、自分にとってそれがどんなに無謀に映ろうと、心配だろうと、その夢を、決断を信じて応援する。挑戦して失敗したなら笑ってまた一緒に挑戦すればいい。それが仲間なんです‼‼‼‼‼
ラッキーは、ラプターが、夢に挑戦することが出来ると思っているし、失敗してもそれを乗り越えることが出来ると信頼している。だから、一見無責任にラプターのしたいことを応援できる

そこでいうと、スパーダはラプターの事を信頼できてはいなかったかもしれない。でも、スパーダの言動もまた仲間を思う気持ちですよ。ラプターが傷つく(心身どっちも)のを恐れすぎてアウトプットが間違ってしまったけど、スパーダはスパーダでラプターの事を心から思っていた。それは間違いのないことだと思います。

仲間に信じてもらえたラプターはありのままの自分を認めることができたし、夢を実現させることができた。そう、ラプター、君の夢は恥ずかしくなんかない‼‼‼‼‼‼その夢を真っ正面から受け止めたとき君は一番君らしいんだよ‼‼‼‼‼‼‼…ラプターが高速で鉄骨の間を縫って飛び回るシーン、涙無しには見れませんでしたね。

 

情緒的利用可能性

この話、ラッキーとスパーダを親、ラプターを子どもに置き換えて考えるとかなり示唆的だと思うんですよ。

最近知った言葉に情緒的利用可能性というものがありまして。発達心理学の用語です。これに関してはエントリを改めて書きたいと思っているので、ざっくり書きますが、情緒的利用可能性とは、子どもが外の世界で不安になった時、養育者に甘えて安心することができること、です。

言葉の中身自体は割とよく聞く話ですが、私はこの情緒的利用可能性というネーミングはよくできていると思います。
子どもは勝手にやれるんですよ(もちろん生きていく上での色々なスキルは未熟ですが)。失敗したり辛いことがあったりしたら、自分で親を情緒的に利用するなりなんなりして勝手にそれを消化できるわけです。そういう、子どもが独立した、すでに一個の人間であることが、ニュアンスとしてうまく組み込まれている言葉だと思います。
親に求められているのは、子どもが情緒的に必要とした時に利用可能であること、そしてそれ以外の時は子どもの領域に踏み込まないこと。それだけです。

スパーダはラプターを心配するあまり、ラプターの領域に踏み込んでしまっていたんですね(危ないからその夢はダメよ)。

 

間違ったスパーダは”ダメ”なのか

んなわけねぇー‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼スパーダのことを悪く言うやつは私がなます切りにしてあげるよグラッツェ‼‼‼‼‼‼‼‼‼

スパーダは自分の言動の誤りをラッキーに指摘されて、それを受け入れた。そしてラプター聞いた(今までラプターの気持ちや意向は聞かずに先回りしてた)。「教えてくれ、ラプター。君は何がしたい?」と。そして、ラプターと一緒にユメパックンを倒すことを決めた。さらに、持ち前の細やかさを発揮して桃缶でラプターにお祝いのケーキを作ってあげた。
自分だって心からラプターの事を思ってやってきたことが間違っていたと指摘されて、それを受け入れたんですよ。並の胆力ではできませんわ。

間違いは誰にだってあるんです。仲間を思っていても、子どもを愛していても間違いはある。間違ったときどうするのか、ですよ。自分の間違いから逃げなかったスパーダはマジブラボーってことですよ。

 

色々書いてきましたが

親子関係を絡めながらキュウレンジャーの第4話の感想を書いてきましたが、こんな小賢しいことを絡めて書いているのが恥ずかしくなるほど熱くていい話でしたよ‼‼‼‼‼‼見ていて血液が沸騰するかと思いました。

全てのお父さんとお母さんはキュウレンジャー第4話を見て、子育てについて考えようぜ的に着地させようと思っていましたが、やっぱりそんなしょうもない見方でキュウレンジャーを見て欲しくないです、すいません。

無心に、虚心坦懐にキュウレンジャーを楽しんでほしい。

一話につき一回は、声に出して叫びたいラッキー語が登場します。一緒に叫んでお別れしましょう。

スパーダ!お前の言ってることは夢を奪ってるこいつらと同じだ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼